こんにちは!
のんびりとマタニティライフを送るのんびりいのししです。
マタニティライフを楽しむ方もいらっしゃれば、反面腰痛や足のつりなどのマイナートラブル、つわりなどに苦しむ妊婦さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
日頃の体調の良し悪しはあるものの、比較的元気に毎日を過ごしている私。
2〜3ヶ月前までは、ここまで自分が元気になれるとは想像がつきませんでした。
例の魔物は突然に
妊娠が発覚してから嬉しい気持ちとワクワクした気持ちでいたのですが、1週間ほどでつわりが始まりました。
それは、朝にアボカドたまごトーストを食べていた時のこと。
いきなり「うっ」と気持ち悪さが込み上げ、トーストとお皿を咄嗟に引き離したことを覚えています。
「え?これがつわり?漫画じゃん」なんてはじめは呑気に思っていました。
不思議なもので、つわりって本当にある時突然訪れるものなのですね。
私のつわり記念日(笑)はこんな感じで開幕。
それからは、食事をする度に気持ち悪くなるように。
日に日にひどくなっていき、毎日船酔い状態。
そして食べ物を考えただけで吐き気を催すようになりました。
毎日欠かさず食べていた白米も受け付けず。
なんならお白湯や水ですら拒否の体になってしまっていました。
水分補給は柑橘ジュースかレモン水、そして牛乳。なぜか牛乳は飲むことができました。
このままで生きていけるの?栄養は大丈夫?
食事がままならないため、体力は当然低下。
毎日毎日ソファの上で天井を見上げていました。
気がつけば体重は36㎏台に。
「死ぬのではないか?」「生きていけるのか?」「お腹の赤ちゃんは本当に大丈夫なのだろうか?」いろいろな不安が頭の中をぐるぐる駆け巡りました。
管理栄養士としての知識はあったので、なるべく栄養のあるプリンやアイス、ゼリー、果物など自分が食べられるもので分割食を取り入れてなんとか生きていました。
産院の先生からは「食べられるものを食べれば大丈夫ですよ」や、助産師さんには「いつか終わるから大丈夫よ〜」など前向きな言葉をかけてもらっていましたが、当の本人は不安でいっぱい。
減っていく体力や気力、体重、食べられない現状などから、頭の片隅では「このままだと栄養が足りていないから倒れるぞ!」と危機感を覚えていました。
少し体調がいい時は「食べられる!」と思うものも分単位で変わっていくので、この時期の夫にはたくさん振り回し、迷惑をかけました。
そんな状況でも「仕方がないよ。食べられているだけで前進と思おう!」と寄り添ってくれた夫には頭が上がりません。
数日間、救世主のトマトだけで生活した時も
そんな状況での救世主が「トマト」。
トマトのおかげで水分補給とビタミン、ミネラル補給ができていた時期もありました。
カットが面倒臭いのと食事を食べた感を出したくてお茶碗に丸々トマトを入れてかぶりつくという斬新なスタイルにしてみたり、これにもずくを追加して食べたり、トマトに海苔の佃煮を合わせてみたり。
いろいろな方法でやりくりしていました。
トマトを作ってくれた方、トマトを食べられるか?と最初に食べてくださった方。
本当に感謝です。
今でもトマトは欠かさず冷蔵庫に常備してあります。
やまない雨はない
そんな暗闇の中にいた私。
ついに食べられるものが少しずつ増えていき、食事が摂れるように。
私のつわりは軽い方だと思いますが、1.5〜2ヶ月ほどでつわりが徐々に落ち着いていきました。
本当にやまない雨はないんだなと身をもって実感した出来事です。
ただ、妊娠してから味覚はガラリと変わり、薄味だった味付けは一時期濃いめから今は一段と薄味を好むように。
豚肉は今でも正直豚臭く感じてしまい、得意ではありません。
あとは、魚。
今も変わらず青魚と鮭は匂いと味を拒否。
鱈やカレイなどの淡白なものしか食べられなくなりました。
幸い、白米と味噌が食べられるようになったことは大きな進歩です。
これについては良いのかはわかりませんが、甘いものや清涼飲料水も今までは避けていましたが、妊娠してからはちょこちょこ食べるようになりました。
つわりの最中は、なかなか終わりがないことから絶望し、自分の置かれた状況を他の人と比較しがちでしたが、最近は「私の場合はこうなんだ。まあ仕方がないよね。」と軽く考えることができるようになりました。
突然、訳もなく悲しくなったり不安いなったりで、爆弾が投下されたように泣きじゃくる日もありますが、お気楽に生きています(笑)
この身体になってからは「まあいっか」が増えた私。
1日を死んだように生きているだけでもすごいぞ!と褒められる自分になったのは、つわりのおかげかもしれません。